東京のベトナム語教室コラム

ベトナム語が難しいのは発音の難しさに起因している!

東京でもベトナム人が増えており、何かのきっかけでベトナム語を習得したいと思う人がいるかもしれません。しかしベトナム語についての情報が少ないので、どのくらい難しいのかが分からないこともあります。

今回はベトナム語が難しいと思うポイントとその解決方法について説明していますので、ぜひとも参考にしてみてください。

1.ベトナム語の発音が難しい

ベトナム語を習得するのはどの言語よりも難しいと言われています。ベトナム語が難しいと言われるのは発音が難しいからです。

1-1.6つの声調がある

日本語との違いの一つに声調によって意味が違うことがあります。声調とは音の高低、いわゆるイントネーションのことで、合計6つのイントネーションがあります。日本語にはない概念ですので、なかなか習得するのが難しいのです。

6つの声調は平らな声調・鋭い声調・下がる声調・尋ねる声調・転ぶ声調・重い声調のことを言い、これらをしっかりと区別しないと全く通じなくなる可能性があります。日本語に無い音もたくさんありますので、不明瞭にしゃべっていては通じないでしょう。これらの声調を明瞭化して発音することがコツです。

1-2.母音が日本語よりも多い

日本語の母音は5つですが、ベトナム語の母音は12個です。aとoに当たる母音がそれぞれ3つ、iとuとeに当たる母音がそれぞれ2つあります。同じスペルの文字であったとしても、母音が異なれば当然意味が異なりますので、母音の区別をしっかりすることが大切です。

1-3.同じ単語でも声調により意味が異なる

ベトナム語で用いられる単語は日本語と同じではないので、ベトナム人と会話するのであれば単語を覚えなければなりません。ただベトナム語の単語は英語などと違って語形変化をしないので、1つの形をしっかりと覚えていけば良いでしょう。

1つのアルファベットで複数の音と声調を表せるので、同じ単語であっても発音の仕方が異なれば違う意味の単語になることが珍しくありません。たとえば「バン」と聞こえるベトナム語だけでも、単語・音・声調などの違いにより15種類あるので、それをしっかりと区別する必要があります。

2.マイナーな言語なので情報量が少ない

日本においてメジャーな外国語と言えば英語・フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語などが挙げられます。これらの外国語であれば、書店に行った時にレベルごとにさまざまな書籍があるので、勉強しやすいと感じるでしょう。書籍だけでなく動画・音声教材・講座なども豊富にあり、自分に合った勉強法を見つけることが可能です。

それに対して、ベトナム語は日本においてマイナーな外国語なので、英語などに比べると圧倒的に情報量が少ないと言えます。ベトナム語を学習するための書籍もとても少なく、書籍を選ぶ余地がありません。東京においてベトナム語講座は圧倒的に数が少ないので、習得するためのハードルは高くなります。

ベトナム語習得のための情報が少ないが故に、ベトナム語が相当難しいという言葉だけが独り歩きしている側面があります。情報が少ない中でも、しっかりと学べればベトナム語であっても習得可能です。

3.発音を中心に勉強をしていく

ベトナム語の文法に関してはそれほど難しくないので、何よりも発音をしっかりと勉強することが肝心です。コツをしっかりと理解した上で発音ができれば、ベトナム語習得が近くなります。

書籍を購入するなら、音声付きのものを購入してください。音声が付いていないと発音をしっかりと学習できなくなります。書籍が購入できないならYouTubeのような動画コンテンツの利用も検討してみてください。

ベトナム語の単語を覚えるのであれば、より一層音声を重視して覚えることが求められます。つづりを覚えていくのも確かに重要ですが、それと共に音声を意識することです。音声を意識しながら単語をひとつひとつ覚えていきましょう。

4.ベトナム語講座を受講する

ベトナム語の肝となる発音を独学で勉強するのはとても難しいでしょう。音声付きの書籍を使いながらひたすらと発音の練習をするのはとても難しいはずなので、ベトナム語講座などをうまく活用しながら学んでいったほうが効率的です。

東京であればベトナム語講座を開講している語学学校がいくつかあるので、そこでベトナム語のレッスンを受けても良いでしょう。発音の練習は独学ではなかなか難しいので、とくに発音のチェックをしてもらうのに有効活用してみてください。先生にアドバイスをもらいながら少しずつレベルアップを図っていきましょう。

5.まとめ

ベトナム語を習得するのは比較的難しいと言えます。なぜ難しいのかについては2つの要因があり、発音が難しいこととあまり情報が無いことが挙げられます。発音の難しさには声調と母音の多さが要因としてあり、同じ単語のつづりでも声調と音により異なるので単語を覚えることが困難です。

ベトナム語の文法の習得はさほど難しくありませんが、発音の習得が何よりも難しいので、独学で行うのはかなり厳しいと思ってください。東京でベトナム語講座を行っているところがありますので、実際に先生に発音についてアドバイスをもらったほうが習得が早いです。コツをつかみながらレベルアップしていくのが良いでしょう。

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